実は、昔使用されていた天然ゴムで作られた「消しゴム」は消去性能が劣るため、現在はほとんど使用されていないのです。
じつは消しゴムには「ゴム製」以外に、「プラスチック製」があります。
しかも現在は、より字をきれいに消すことができる「プラスチック製」のほうが主流です。
それでは現在の消しゴムの主成分は?
主成分:塩化ビニル樹脂(PVC )通称「塩ビ」
可塑剤(フタル酸エステル)混ぜて柔らかくして弾力性を調整しています。
【豆知識】
歴史的経緯 1770年:イギリスの化学者プリーストリーが天然ゴムで鉛筆の字が消せることを発見しました。
当時の天然ゴム製消しゴムは角砂糖サイズで非常に高価だったそうです。
それでは、なぜ現在でも「消しゴム」と呼ぶの?
歴史的に天然ゴムから作られていた名残があり、慣用的に「消しゴム」と呼び続けているのです。
ちなみに英語では「eraser」(消すもの)と呼びます。
その他の参考記事:三井化学株式会社「そざいの魅力ラボ」
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