合成ゴムは「ナフサ」がなくなると製造できない?

合成ゴムは「ナフサ」がなくなると製造できない?

現在、中東情勢の影響で原油やナフサの輸入が滞るリスクが懸念されていますが、実は日本で流通している合成ゴム(SBR、BR、NBR、EPDMなど)の多くは、原油から精製される「ナフサ」を起点として製造されています。

原油を加熱蒸留して得られるナフサをさらに分解することで、エチレン、プロピレン、ブタジエンといった合成ゴムの基礎原料が作られます。そのため、ナフサの供給が途絶えると、合成ゴムの生産に大きな影響が出ます。

ただし、例外もあります。
例えば、シリコーンゴムやフッ素ゴムはナフサと直接的な関係を持ちません。
また、一部の企業(デンカなど)では、石灰石とコークスからカルシウムカーバイドを経てアセチレンを製造し、これを原料としてクロロプレンゴムを生産するという、ナフサに依存しない独自の製法を採用しています。