採取時間はなぜ早朝なのか?
実はゴムの木の樹液の採取時間は早朝の4時~6時頃が最も多く採取できます。
地域にもよりますが、だいたい実際の作業時間は深夜2-3時から朝7時頃までが多いようです。
なぜかというと、昼間は気温上昇により樹液の流れが止まってしまうからです。
また風があまりなく雨が降っていないときに行います。
雨の日は、雨水が樹液に混入するため作業を中止します。
そして、木への負担を考慮してだいたい3日に1回のペースで採取します。
【採取方法】
ナイフでゴムの木の幹に斜めに切り込みを入れて皮をけずると、牛乳のような白い汁が出てきます。
これがゴムの原料で、少しにおいがあり、ベトベトしており、「ラテックス」と呼ばれています。
ラテックスが流れやすくするため、ななめにゴムの木をけずってカップで受けます。
ゴムの木は植えてから5~6年位たつとラテックスを取れるようになり、とれる期間は1本のゴムの木で25年~30年位です。

